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F1に対して,日々思うこと…


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トルコGPはオーバーテイクが多く,白熱したバトルが随所で見られ,面白かったです。F1見始めてからずっと応援してきたマッサが初勝利を収め,嬉しかったです。地上波ではほとんど取り上げられませんでしたが・・・これからもマッサが優勝することを期待します。
それでは,トルコGP レビューです。

1. マッサは優勝に値する走り
 予選ではQ2で小さいミスをしたものの,レースでは分かる(=タイムとして現れるような)ミスは全くなかったといっていいほどの会心の走りだった。レースペースもミハエルと遜色なく,どのスティントでも常に冷静さを持ち合わせたハイペースだった。
 フェラーリ移籍後,数GPは1発の速さはあるがレースペースが安定せずに苦しんだ時期もあったが,BSタイヤとともに躍進したアメリカGPあたりから冷静な判断で安定したドライビングが出来始めていただけに,今回のマッサの走りは素晴らしかった。

2. セーフティカーがドラマをつくった
 多くの人が,リウィツィのスピンまではフェラーリの独走は揺るがないと考えていたと思うが,セーフティカーが入ったことで,フェラーリは判断に困ることとなる。マッサが先行していたので,ピットストップの優先権はマッサにあるのは当然で,適切で的確なピットストップだった。このとき,後ろに待っていたミハエルはピットでアロンソに先行されるとチームは考え,燃料を多く積んで第2スティントを戦うことを選んだ
 チームは第1スティントの結果から,フェラーリの車のほうが1周当たり0.5秒は速いと見込んでいたので,アロンソより多目の燃料で第2スティントでアロンソの後ろについていき,2回目のピットストップで逆転を狙っていた。当然,アロンソはミハエルよりも軽い燃料なので,タイヤに優しく走ることができるが,ミハエルは限界の走行を強いられることとなり,ブリスターを誘発することとなった。ブリスターの影響もあり,致命的なミスとなったターン8での飛び出しによって,アロンソとタイム差が8秒にまで広がり,万事休すとなった。ブリスターがなければと考えられるが,ブリスターは燃料を積めば誘発しやすいため,リスクを伴った作戦であることは分かっていただろう。しかし,フェラーリとしては前に出すためにとっさに考えた作戦で悪くはなかったと思う。

3. 終始単独走行のバトン
 このGPでは上位でも下位でも至るところでオーバーテイクが見られたが,バトンだけは終始安定した走行で4位をずっと走り続けた。ミハエルがブリスターを発生させたことで一時少し追いつくが,また離されていく。しかし,後続から追い回されることはなく,単独走行が続いた。4位は望み得る最大の結果だったと思う。8位フィニッシュのバリチェロは予選セッションの失敗が上位フィニッシュのチャンスを失わせたが,粘り強い走りだった。

4. 結果に結びつかないトヨタ
 予選10グリッド降格のラルフが,序盤オーバーテイクショーを見せ,粘り強い走りで7位フィニィシュを達成した。車のポテンシャルそのものは十分高くなってきたが,相変わらずエンジンを含め,全般的な信頼性不足からポイント・結果につながっていない。ここのところ,タイヤの選択を外していなかったトヨタだが,今回はトゥルーリが選択をミスしたため,せっかくポイント獲得のチャンスを失った。

5. SA06Bのテスト
 新車テストのつもりでトルコGPにやってきただろうが,パッケージがうまく機能せず,ほとんどテストにもなっていないのではないだろうか。夏休みの間の他チームの進化もあり,ミッドランドとの差は縮まるどころか開いてしまった。イタリアGP前の合同テストでもう一度新車のシェイクダウンをしてほしい。
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このGP,フェラーリが初日から速いことは明らかでした。ミスをしてもフロントローを独占できるポジションにいるということで,ルノーがレースでどのように反撃してくるかが楽しみです。
それでは,トルコGP予選 レビューです。

1. フェラーリ1ラップで圧巻
 予選セッションではフェラーリが両ドライバーともミスをしながらも無難にフロントローを獲得した。マッサはQ2のセクター1でミス,ミハエルはQ3のセクター1でミスをおかし,それぞれタイムを0.5~0.8秒程度ロスしている。これを考えると,Q3での2人の燃料積載量は相当多いものと考えられる。また,タイヤはハード側を選択していればロングランでも安定していたので,燃料が少々多くても問題ない。ロングランペースも土曜フリー走行を見ればフェラーリのほうが速いことは分かる(マッサは初日に2セット試しているため,タイムは出にくい)。ただし,燃料が多い分,スタートではルノーに対してやや不利ではある。ミハエルはスタートをうまく切り抜けられれば,フェラーリの1-2は達成しやすい。1周分の燃料がラップタイムに与える影響は0.1秒であると思われるので,燃料積載量はマッサが均等2ストップで18周,ミハエルはQ3でのミスは燃料のせいとも考えられ多ければ20周ぐらいではないだろうか。

2. ルノーはスタートが勝負
 上でも書いたようにフェラーリにスタートで逃げられてしまうと,少なくともロングランペースでは互角以上なので,追うことが難しくなる。燃料積載量はここは2人とも15~16周前後ではないだろうか。たとえスタートで前に出たとしてもピットでの逆転を許してしまう可能性が高く,このGPの優勝は厳しい。

3. マクラーレンは昔のように燃料重め作戦
 選んだタイヤの問題か,1ラップでは精彩を欠いたマクラーレン。そのため,燃料重め作戦で表彰台を伺うという作戦に出ているが,ロングランの速さが未知である。ライコネンは20周近く積んでいると思われる。
 また,バトンもQ2とQ3のタイム差からライコネンと同じぐらい積んでいると思われるので,スタートが悪くなければライコネンと争うことになるだろう。

4. 予想外はザウバー勢
 ここほんの2戦ぐらいで一気にドライのペースが落ちたと思っていたが,3週間の夏休みで一気に復活。2台ともQ3に進出し,ハイドフェルドがグリッド的には上位陣のリタイアなくポイントを持ち帰れる位置にいる。ロングランのペースも悪くなさそうなので,期待したい。
3週間ぶりのF1なので,わくわくしてます。F1夏休み期間中は特に大きいニュースもなかったので,ちょっと退屈でした。チャンピオンシップ争いは残り5戦なので1戦1戦が大切です。今のところ,コンストラクターズはフェラーリ有利,ドライバーズチャンピオンシップは五分五分といったところでしょうか。
それでは,トルコGP プレビューです。

1. やはり3チームの争い
 ハンガリーGPのドライセッションでの状況を見る限り,やはりフェラーリ,マクラーレン,ルノーが速かった。ドライセッションだとこの3チームが表彰台争いを展開することになるだろう。ここのサーキットはシルバーストーン,バルセロナ同様,車の総合的なパフォーマンスとドライバーの腕が試される非常に面白いサーキットである。昨年はマクラーレンがルノーを大きく引き離しての優勝だったので,同じミシュラン勢としてはマクラーレンのほうが相性がよいかもしれない。フェラーリはタイヤ選択を誤ったためにレースペースが遅かったが,今年は総合力が試されるサーキットでもタイヤさえ整えば速いことが示されている。したがって,3チームの力は拮抗しているので,レースの行方はタイヤが大きな鍵を握るだろう

2. この3チームに続くのが…
 トヨタとホンダであるが,トヨタはここ数戦,BS勢の中で最も硬いコンパウンドを選択しているためにレースペースはよくても予選でセカンドローになかなか入れない状況が続いている。車の特性として,硬いタイヤがレースで最も安定して速く走れるようになっているのだろうが,もう少しやわらかいタイヤを使えるようになると表彰台も見えてくるかもしれない。ホンダはドイツGPあたりから予選でもレースでも復調してきたので,前戦の優勝の勢いを保つことが大切である。
 この下のグループはウィリアムズとBMWザウバーとレッドブルということになるだろう。ウィリアムズは今年はタイヤ選択とそのセットアップによってかなり浮き沈みの激しい年となっており,総合力を試されるようなサーキットでは結果は残せていないだけに今回は苦しい。BMWザウバーは垂直ウイングの禁止以降元気がないが,このGPレッドブルと並んで上位陣のリタイアの場合,ポイント獲得のチャンスが訪れるかもしれない。

3. 下位3チームのポジションは
 スーパーアグリSA06Bがいよいよ登場し,3rdドライバーにモンタニーが座るということで,前2戦のようにレギュラードライバーによるタイヤ評価の仕事の負担が軽減され,セットアップに力を注ぐことができる。琢磨がこの総合力が試されるサーキットでミッドランドの2台をレースで食うことができれば,車から得られるパフォーマンスとしては申し分ないだろう。今回トロロッソは,ウィリアムズが低迷することも考えられるので,ウィリアムズの1台を食うことができるかもしれない。

4. ピットストップ作戦は
 タイヤのたれは小さいが,アップダウンが多少あり,フューエルエフェクトは比較的大きいほうなので,各車2ストップ作戦となるだろう。いつものように上位3チームは1回目のピットストップは均等割りから2~4周前後早く行われ,あともう1回は他者との状況によると思われる。トヨタ・ホンダあたりはQ3まで残ると均等割りぐらいの作戦となるだろう。残り下位チームはタイヤのたれを気にしても均等割りから5周以上遅らせても問題ないと思われる。
昨日,小さいときに遊びまくったLegoを今日久しぶりに買ってみました。

ヨドバシカメラ梅田のB2が新しくなっていることに気づいたので,ふらっと立ち寄っみました。新しくなったおもちゃ売り場にいって,dots(ドッツ)のバルーンファイトver.でも買おうかと思って,探していると,たまたまLegoのコーナーがあって,そこになんとフェラーリ公認のLegoが3種類ぐらいありました。

一番安かったFuel Stopセットが残り2セットだったんで,自分の書いた英語の論文を校正に出せたこともあって,ちょっとご褒美のような感じで嬉しくて買ってしまいました。

家に帰ってすぐに作る作業に取り掛かりました。部品数も結構あって楽しめました。中に入っていたのは,こんな感じです。

Lego_ferrari_pre


妹と2人で夢中になって作ってました。
人間はピットクルー3人+ロス・ブラウン(と思われる人)+ドライバーの合わせて5人。F2005が1台,給油機1台,タイヤを運ぶやつ1台,ポンプ類(?)1台と,値段に対して,充実した内容でした。
できあがったのはこんな感じです。(こういうのを撮るときは,カメラアングルにこだわってしまいますよね~)

Lego_ferrari_01Lego_ferrari_02


ロス・ブラウンも見守っているところが,たまらないですね~表情もいいし。
タイヤを運ぶクルーの動きもいろいろと変えられるので,なかなか面白いです。
Legoのわりにフロントウイング,リアウイング,サイドポンツーンまで作られていてびっくりです。中でもリアウイングが2枚エレメントなのには感動です!


他にもフェラーリ公認Legoはあるんで,みなさんも子供の頃を思い出して,作ってみてはいかがですか?

Lego Ferrari FIフィニッシュライン
ピットセット,スタートフィニッシュライン,表彰台,F2005が集まったセット

Lego Ferrari F1トランスポーター
フェラーリのトランスポーター,F2005,ピットクルーのセット
常々思っているのですが,個人的には地上波放送のF1の実況を担当するアナウンサーの中で,西岡アナが最もだめです。もう少しF1を勉強してから,実況を担当してもらいたいものです。
編集によって放送で流れていなかった点もあるかもしれないですが,今回のベルギーGPで改善してもらいたい点は,簡単に明記しても,

  • 雨の状況についての説明がレース全体を通してあまりなかった点
  • フォーメーションラップでデ・ラ・ロサがスピンしたことに対して,うまいフォローがなされていなかった点
  • フォーメーションラップでデ・ラ・ロサがスピンしたことに時間をとられすぎたために,シグナルが消えてからも実況以外のことをしゃべっていた点
  • 各車どのようなタイヤを選択してスタートしたかについて,森脇さんに聞かなかった点
  • また,各タイヤがどのような状態のときに有利になのか,タイヤメーカーでどのようなレンジを得意としているかについて意見を求めなかった点
  • レインタイヤがMIがBSより優れていて速かったのを,車のパフォーマンスのせいであるかのように説明している点
  • 各車スピンするごとにはしゃぐのはよいが,なぜそのスピンが起こったかについて,森脇さんにもう少し聞いて欲しかった点
  • ピットストップのタイミングや回数,積載燃料量について,展開を説明してほしかった点
  • ドライタイヤに交換するドライバーとタイミングが適切だったかどうかについて,もう少し突っ込んで実況,解説して欲しかった点

が挙げられます。総じてもっと森脇さんにしゃべってほしかったです。西岡アナが分かっていないのだから。中継をご覧になられた方,このようなこと感じませんでしたか?
バトンが表彰台の一番上に立ち,君が代が流れているのを見て感動しました。ホンダの中本さんも感極まっていたシーンでこちらも泣きそうになりました。優勝まで長かったですが,これから優勝を積み重ねるのがさらに大変だと思います。トヨタにももちろん頑張って欲しいですね。 チャンピオンシップですが,クビカのリタイアによって,思わぬところで得をしたのが,フェラーリ。作戦は失敗でしたが(後述),ポイントを持ち帰れたことはポジティブに考えてよいのではないでしょうか。
それでは,ハンガリーGP レースレビューです。

1. フェラーリの作戦,失敗に終わる
 ミハエルは残り24周をスタンダードウェットタイヤで走り,2位を守り切る作戦に出たが,これは誰もが失敗を予想し,実際に最悪の結末を迎えた。フェラーリは概してこういう状況(チャンピオンシップを考えた上で+アロンソがリタイアした上で)のときは確実な選択を取るものだが,あまりにも危険な賭けに出すぎた。アロンソがリタイアしたからこそ,この作戦を敢行したとも取れるが・・・
 スタンダードウェットタイヤでは1分27~28秒が限界であり,ミハエルはその限界付近で走ってはいたが,残り10周は明らかに厳しかった。各車ドライに履き替える頃(残り15周前後),ドライタイヤだと1分25~26秒を簡単にマークでき(マッサに至ってはファステストラップを記録して1分23秒台),あっという間に追いつかれた。ドライタイヤとウェットタイヤではコーナリングスピードとトラクションに差があり過ぎ,さすがにトップスピードが伸びるミハエル・フェラーリでも抑えきるのは至難の業だった。
 ラルフとマッサがピットインしてドライタイヤに交換していてペースを確認するのに十分な時間があったにもかかわらず,リスキーな判断を下したフェラーリ首脳陣が情けない。結果的には,コンサバティブなのは「タイヤを換えること」で,アグレッシブなのは「タイヤを換えないこと」だったといえるだろう。
 ミハエルがピットに入ってタイヤ交換をしていたとすると,デ・ラ・ロサのあとの3位は確実だっただろう。デ・ラ・ロサもドライではハイペースだったので,オーバーテイクは厳しかったかもしれないが,それでも3位だったのだから,6ポイントを失ったのは残念だったのかもしれない。しかし,クビカのリタイアで1ポイント獲得できたことは救いだった。

2. アロンソも運がついていなかった
 MIのスタンダードウェットタイヤとマシンのマッチングが完璧だったことから,レース開始直後からすぐに表彰台圏内まで順位を押し上げて,一時はレースリーダーまで追い詰めていた。これは雨が降ったからこそ,ここまで成し遂げられたわけで,この点は運が見方をしたが,ピットストップでクルーのミスでタイヤが正しく固定されておらず,リタイアという結果になってしまった。
 ルノーのピットクルーにしては珍しいミスで,大事なときにミスを出してしまい,ミハエルに1ポイントを取られはしたもののポイント的には大きなダメージにはならなかったことは不幸中の幸いだろう。

3. スタンダードウェットはMIに軍配
 ウェットタイヤにもサーキットに合った構造,コンパウンドが必要だが,今回のGPでは路面が濡れた状態ではMI勢が秒単位で上回るタイムを出していた。路面が乾いてくると固めの選択だったBSスタンダードウェットが力を発揮して,MI勢がドライタイヤに交換する中でも走行が続けられるほどだった。
 ウェットタイヤに求められるのは,決まった路面状態のレンジでしか作動しない性能ではなく,幅広いレンジで作動することであり,BSウェットタイヤはその点において明らかにパフォーマンス不足だった。今後,雨のレースがあるとBS勢は苦しむことになる。BS勢にとってはドライタイヤが使えることがアドバンテージになるだろう。

4. ライコネン・アロンソはバトンより速かったか?
 ライコネンはリウィツィと接触するまで,バトンに対して大きなマージンを築いていたので,その後のコンディションおよびデ・ラ・ロサのドライタイヤでのパフォーマンスを考慮すると,優勝の可能性も十分にあったといえる。一方,アロンソについてはスタンダードウェット状態でバトンに追いつかれていたが,バトンがタイヤ交換を引っ張っていたので,ドライタイヤでコースに戻ったときにアロンソより前に出ている可能性もあり,雨で自分に運を引き込んだこともあるが,半分は実力による勝利だといってよいだろう。これでホンダはコンストラクターズポイントでトヨタ,ザウバーを大きく突き放して4位を確実なものにした。

5. こういうレースで強いのがクルサード,ハイドフェルド
 自分の仕事をきっちりこなした2人。クルサードは他車に当てられ続け,自分の本来ペースで走行できなかったにも関わらず,チームとドライバーの判断および作戦がきっちり当てはまり,MIタイヤの恩恵も受けて,コンストラクターズでウィリアムズを引き離す活躍をみせている。一方,ハイドフェルドは10番スタートで燃料をしっかり積んだ状態でスタートできたので,我慢の走行を強いられたが,セーフティーカーによるロスの少ないピットストップで上位にしっかりこぎつけたことは評価できる。
アロンソ,ミハエルの2人にペナルティが科せられたハンガリーGP予選。パフォーマンスが相対的に下がってきたルノー・アロンソに対しても,相対的に上がってきていたフェラーリ・ミハエルにとっても,チャンピオンシップ的にも,TV視聴者も,観客も,・・・多くの人が残念に思ったのではないでしょうか。そんな中でも,マッサは確実に結果を残し,ライコネンは2週連続のポールで勢いに乗り,日本勢も表彰台争いができる位置にいるし,面白い・興味深い要素はたくさんあります。
そんなところにも注目したハンガリーGP予選 レビューです。

1. マッサ,初優勝なるか
 プラクティスで速かった2人(ミハエル,アロンソ)が揃ってペナルティを受けたため,それぞれグリッドが11番手,15番手となり,オーバーテイクの難しいハンガリーでは表彰台はかなり厳しくなった。一方,フィジケラは金曜日からあまり変化なく,7番手スタートと平凡なタイムしか記録できなかった。マッサはQ1で2番手タイム,Q2で3番手タイムを記録してQ3でも2番手タイムを獲得している。ライコネンは前戦同様,3ストップ作戦の可能性が非常に高いので,2ストップ作戦のマッサは逆転初優勝の可能性がかかっている。車のポテンシャルとしてはライコネンより上なので,精神面・作戦面で負けなければ勝てるだろう。

2. 表彰台争いは必死
 バリチェロ,デ・ラ・ロサ,ウェーバーあたりが十分に表彰台の可能性がある。このあたりはマッサと同じぐらいの燃料で2ストップ作戦を選択か。トヨタ勢,フィジケラは燃料を多く積んで均等割りの2ストップなので,各ピットストップごとにこの6台ぐらいのピットインのタイミング,ポジションに注目していただきたい。

3. ミハエル,アロンソの作戦は?
 ミハエルはQ1, Q2と最速タイムをマークしていたのでポイント獲得のチャンスが十分にある。作戦としては意外と思われるかもしれないが,3ストップ作戦と2ストップ作戦の両方が考えられる。2ストップ作戦は,重めに燃料を積み,レース開始直後~1回目のピットストップは燃料を薄くして走り,ピットストップを引き延ばすというもの。これはザウバー勢に引っかかったときに使い物にならない作戦となる。一方,3ストップ作戦は,1回目のピットストップを早めに取り自分のペースで走る時間を長くするというもの。シュミレーション上,最速でなくても自分のペースで走れる時間が長いほうが得であるという考え方。また,オープニングラップでオーバーテイクがしやすくなる。どちらを採用してくるかは分からないが,とにかくポイントの獲得のチャンスは十分あるといっていいと思う。
 アロンソにも同じことが言えて,2ストップ,3ストップのいずれも考えられると思う。ストレートが短くスタートは混乱が予想されるが,スタートでレッドブルの2台をうまくパスできればポイント獲得の可能性もある。レッドブルにつっかえるとポイント獲得は厳しいと思う。

4. ピットストップ作戦と積載燃料量
 ライコネンは3ストップか濃厚なので,13~15周目前後に1回目のピットインが予想される。マッサ,バリチェロ,デ・ラ・ロサ,ウェーバーは20周目前後,トヨタ勢,フィジケラあたりは22周目前後ではないだろうか。以下,2ストップのドライバーが多いと思うが,多く積むドライバーでもタイヤに厳しいので,25周目前後に1回目のピットストップを持ってくるだろう。
 ミハエル,アロンソは2ストップなら25周目前後,3ストップならライコネン同様軽めで15周目前後が予想される。
ハンガリーGPのフリー走行中でチャンピオン経験者の2人がやってはならない危険行為を犯したことに対して,それぞれ予選全セッションで2秒の加算ペナルティが科せられた件について,takaが思うところを書いておきます。

1. アロンソのペナルティ
ドーンボスがいかに低速走行をしていた,ミラーをみていなかったとしても,故意に走行の妨害するような行為はスポーツマンシップに反すると思いますので,このようなペナルティは仕方ないと思います。チャンピオンシップを考える上で面白くするための妙に厳しい裁定だったという意見もありますが,今回は明らかに故意であり,最近,FIAはペナルティを厳しくとるので妥当なペナルティだと思います。

2. ミハエルのペナルティ
レッドフラッグ中だと全車スロー走行していることぐらいドライバーでもすぐに分かるはずなのに,寝ぼけていたのかと思うような3台の追い抜き。これが故意かどうかは別として,明らかに注意不足,横柄な態度であり,これも許される行為ではないと思います。ペナルティの内容についてもレッドフラッグ中であること,3台も追い抜いたことを考慮すれば2秒ペナルティは納得できる範囲のペナルティだと思います。

こんなしょうもないことでチャンピオンシップが面白くなくなることを考えると,残念でなりません。一方で,ドライバーは感情的で,チャンピオンといえども簡単にミスするということを再認識しました。しかし,もうこのようなことは起きないことを願っています。
2週連続開催で深夜に見るのも疲れますが,タイトル争い,タイヤ争いにおいて非常に大事な大事な一戦です。また,ルノーが最も効果的に使っていたマスダンパーの使用許可が一時的に下り,まだまだ状況は不安定です。フェラーリとBSはハンガリーを得意としているだけに,フェラーリ以外のBS勢の活躍もこのGPこそ見れるかもしれません。
それでは,ハンガリーGP プレビューです。

1. ダウンフォースとリアウイング
 ハンガリーGPはモナコに次ぐ低速サーキットであるため,各車ダウンフォースを最大限につけての走行となる。ダウンフォースを稼いでいるか否かの区別としては,リアウィングを立てているかどうかをチェックするのが一般的ではっきりと分かりやすい。リアウイングを立てると空気抵抗が大きくなり,最高速は伸び悩むので,最高速とのバランスが必要となるが,モナコもハンガリーもストレートが長くないため,リアウイングを立てて走行すればよい。リアウイングの立ち具合で各車どの程度,ダウンフォースを得たいかが分かる。他の部分でもダウンフォースを稼いでいる車はリアウイングは少し寝かせることができる。

2. 勢いに乗るフェラーリ,復活をかけたルノー
 前戦ドイツGPではタイヤの使いこなし方に決定的に差が出たフェラーリとルノー。フェラーリはここ数戦,極端にやわらかいタイヤをうまく使いこなしており,このグランプリでも前戦と近いコンパウンド,構造を用いることからたいやパフォーマンスは問題ない。一方のルノーはドイツGP前に決めていたハンガリー用のタイヤスペックを再考しなおして新たなスペックで復活をかける。ルノーとしては優勝は厳しいまでも表彰台に手を伸ばさないと残りのレースで厳しくなる。そのためにもブリスターを生じないようなタイヤを用いるほうが賢明なのかもしれない。ただし,このGPではマスダンパーは使用可なので,MI勢最速という元の位置まで戻ってくる可能性もある。
 マクラーレンはもともとマスダンパーを使用していなかったので,自分たちのレースペースに影響はないが,相対的には競争力は低下する可能性はあるだろう。また,気になるのはトヨタ勢。タイヤ選択およびピットストップ作戦で他チームと異なる選択をする可能性がある。ハードタイヤ2ストップで表彰台は狙える位置なので,どのような作戦を取るのか注目である。

3. ピットストップ作戦は3ストップと2ストップ
 ハンガロリンクはモナコ同様,抜けないサーキットとして知られており,予選の結果がレース結果に直結するサーキットである。したがって,前戦のドイツと異なり予選での速さを追求するチームが増えるだろう。そうするとQ3まで残った上位チームは確実に3ストップを選択。Q2,Q1で終わったドライバーは2ストップの可能性が高い。Q3でのラップは最大で11周なので,70周のレースで1回目のピットストップは,Q1, Q2勢の2ストップなら25周目前後,Q3勢の2ストップなら20~25周目前後,Q3勢の3ストップなら15周目前後が予想される。
ミハエル・シューマッハが3連勝で,またアロンソがその3戦で崩れているから,タイトル争いはかなりオープンになりました。マスダンパーの使用禁止,山本左近のレギュラー昇格,トゥルーリがトヨタと3年契約などニュースが多い週末でした。そんなドイツGPのレースレビューです。

1. フェラーリ圧勝,BS100勝達成
 アメリカGP,フランスGPに引き続いてミハエル・シューマッハが勝利を飾った。ここ3戦,BSのパフォーマンスが好調なので,フェラーリとのコラボレーションに磨きがかかっている。特にこのドイツGPではフリープラクティスが始まった時点で圧倒的な差があった。MI勢は3スティントの中で少なくとも1回はブリスターを経験しており,タイヤの安定性,一貫性に欠けていたが,BS勢はかなり安定している上に高いグリップ力を持っていた。そのため,コーナーの立ち上がりがスムーズで次のストレートでスリップに入りやすかったといえる(トヨタ勢,ウェーバー)。ファステストラップタイムでも上位6台のうち,5台がBS勢を占めていることからもポテンシャルが高いことを示している。フェラーリは相当ソフトなタイヤを用いていたが,3ストップではなく2ストップということで,かなりうまく使いこなしていることになる。逆にトヨタはハードタイヤで安定性重視だった。

2. ルノーはMI最速じゃないことが問題
 このコースではルノーが用いたタイヤとホンダが用いたタイヤは構造は違うものの,コンパウンドは同じものを用いていた。ともにブリスターを経験しているが,ホンダのレースペースは確実にルノーのそれを上回っていた。マスダンパーの一時的な禁止により,コーナリング時に重心が後ろ寄りになり,リアタイヤの安定性・磨耗性に影響が出たと考えられる。それによって,ルノーはホンダに先行されたと考えられる。逆に言えば,各チームの使っていたマスダンパーに比べ,ルノーのマスダンパーは格段に性能が上だったと言える。また,マクラーレンもブリスターを経験したが,それでも大きな差をつけられた。単純にこのGPではルノーがタイヤ選択を誤っただけなのかもしれないが,次戦ハンガリーGPではマスダンパーが使用可能となるので,再びMI勢でトップに返り咲く可能性は十分にある。もし,このままトップをマクラーレンに渡したままなら,タイトルはどちらも相当厳しい。

3. 悪くはないSA06
 SA06のシェイクダウンとなったドイツGP。セットアップもままならない中で,モンテイロと同じペース以上で走れていた点については評価できると思う。真にミッドランドを倒すには,アルバースのほうが速いので,彼を抜かねばならないだろう。ミッドランドも徐々に力をつけてきているので,追いつくのも厳しくなってきている。今回は,新車なので初期トラブルはどうしても仕方ないので,リタイアも止むを得ないが,フロントまわりを改善したSA06が登場するトルコGPに注目したい。
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