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F1に対して,日々思うこと…


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最近,何かと話題の高校の単位履修漏れ。公立高校に留まらず,私立高校も出るわ出るわ。新過程になってから,受験と指導要領のやりくりが大変なんでしょうね~履修漏れが多いのが必修の世界史をやっていない生徒ですね。ではなぜそもそも高校で世界史が必修となっているのかですが,政府の見解の大要は

「近年グローバルな時代となってきており,国際的な活躍が期待されるため,他国の歴史や文化がどのように発展してきたかを知る必要がある」

ということらしいです。世界史に興味を持つ人が勉強したら確かに外国の歴史や文化は学べるでしょう。しかし,教科書に載っている事柄や先生から教えてもらうことだけが世界史でもないのも事実。また,社会科は暗記科目であることは深く根付いているだろうから,興味のない人にとっては単位を取るための科目となってしまってこれっぽっちも面白くない。実際,takaもこれっぽっちも面白いと感じなかった人です,教えてもらう先生にも依るのかもしれないですが。これはどの科目にも当てはまることなので,ただの感想に過ぎませんが,問題なのは世界史を必修にしている点です。そんなにこだわらないといけないんでしょうかね~このへん,どうにかならないのかな~

takaが高校を卒業したのは新過程になる前だったので,単位漏れについて考えるならば,平成元年告示の高等学校学習指導要領に対して考えなくてはなりません。そこで,今から単位数の計算に必要そうなところの抜粋を示しますんで,普通科の人で平成元年告示の高等学校学習指導要領が適用される時代の方は自分の勉強した科目を思い出してみてください。



第1章 総則

第2款 各教科・科目の標準単位数等

1 学校においては,次の表に示す標準単位数に基づき,教育課程の編成に必要な各教科・科目の単位数を適切に定めるものとする。ただし,生徒の実態等を考慮し,特に必要がある場合には,標準単位数の標準の限度を超えて単位数を増加して配当することができる。単位については,1単位時間を50分とし,35単位時間の授業を1単位として計算するものとする。

教科科目標準単位数
国語国語I4
国語II4
国語表現2
現代文4
現代語2
古典I3
古典II3
古典講読2
地理歴史世界史A2
世界史B4
日本史A2
日本史B4
地理A2
地理B4
公民現代社会4
倫理2
政治・経済2
数学数学I4
数学II3
数学III3
数学A2
数学B2
数学C2
理科総合理科4
物理IA2
物理IB4
物理II2
化学IA2
化学IB4
化学II2
生物IA2
生物IB4
生物II2
地学IA2
地学IB4
地学II2
教科科目標準単位数
保健体育体育7~9
保健2
芸術音楽I2
音楽II2
音楽III2
美術I2
美術II2
美術III2
工芸I2
工芸II2
工芸III2
書道I2
書道II2
書道III2
外国語英語I4
英語II4
オーラル・
コミュニケーションA
2
オーラル・
コミュニケーションB
2
オーラル・
コミュニケーションC
2
リーディング4
ライティング4
家庭家庭一般4
生活技術4
生活一般4

第3款 各教科・科目の履修

1 次の各教科・科目は,すべての生徒に履修させるものとし,その単位数は,第2款の1に標準単位数として示された単位数を下らないものとする。ただし,生徒の実態及び専門教育を主とする学科の特色等を考慮し,特に必要がある場合には,その単位数の一部を減じることができる。
  • 国語のうち「国語I」
  • 地理歴史のうち「世界史A」及び「世界史B」のうちから1科目並びに「日本史A」,「日本史B」,「地理A」及び「地理B」のうちから1科目
  • 公民のうち「現代社会」又は「倫理」・「政治・経済」
  • 数学のうち「数学I」
  • 理科のうち「総合理科」,「物理IA」又は「物理IB」,「化学IA」又は「化学IB」,「生物IA」又は「生物IB」及び「地学IA」又は「地学IB」の5区分から2区分にわたって2科目
  • 保健体育のうち「体育」及び「保健」
  • 芸術のうち「音楽I」,「美術I」,「工芸I」及び「書道I」のうちから1科目
  • 家庭のうち「家庭一般」,「生活技術」及び「生活一般」のうちから1科目

2 普通科における各教科・科目の履修については,上記1のほか次のとおりとする。
  • 「体育」について,全日制の課程のすべての生徒に履修させる単位数は,9単位を下らないこと。
  • 芸術について,すべての生徒に履修させる単位数は,3単位を下らないこと。



takaの場合の各教科・科目の履修を考えていきたいと思います。成績表に載っている科目と履修した科目の名前が違うことがあると思うので,想像の範囲ということになるんですが,基本的に各教科の授業時間を考えれば単位が取れているかどうか分かると思います。

  • 国語ですが,現代文は3年間週2時間,古典(古文・漢文)も3年間週3時間だったので問題なし。
  • 地歴公民ですが,倫理と政治経済を1年間週2時間(2単位ずつ)ずつ学習し,地理Bを2年間週4時間(8単位),世界史Aを1年間週2時間(2単位),履修したので,地歴公民については全く問題なし。
  • 数学は授業としては数学Iは1年間週3時間で3単位のはずだか,うまく振り返られているか「生徒の実態及び専門教育を主とする学科の特色等を考慮し,特に必要がある場合には,その単位数の一部を減じることができる」で逃げているんでしょう。
  • 理科は化学と物理選択だったので問題なし。
  • 保健体育も保健は2年間週1時間(2単位),体育は3年間週3時間(9単位)なので問題なし。
  • 芸術については書道を選択していましたが,1年間週1時間(1単位)だったような・・・しかし,「生徒の実態及び専門教育を主とする学科の特色等を考慮し,特に必要がある場合には,その単位数の一部を減じることができる」で逃げているんでしょうかね~
  • 家庭についても同様で,1年間週2時間(2単位)だったような・・・「生徒の実態及び専門教育を主とする学科の特色等を考慮し,特に必要がある場合には,その単位数の一部を減じることができる」で逃げているんでしょうかね~

ということで,「生徒の実態及び専門教育を主とする学科の特色等を考慮し,特に必要がある場合には,その単位数の一部を減じることができる」から,単位を減らしたりすることはどうにか可能なようです。なので,takaは卒業できたんでしょう。必修科目で全く授業を受けていない場合はだめなので,卒業できないということになりそうです。しかし,この文言は半分なんでもありの文言ですよね? 「家庭科や工芸は頑張らない代わりに,数学や理科を頑張ります」というのが申請すれば通るというわけですから。

ここまで長々と,高校の単位履修について見てきましたが,大学の単位履修より複雑ではっきりしたものがないということがよく分かりました。

つまり,旧課程ですら高校の学習指導要領はだめということです。新過程ならさらにいろんな制限がついてなおさらでしょう。学習指導要領は,生徒が受けたい教育でない方向に進んでいるんでしょう。現場の教育体制に合わない指導要領なんでしょうね。あとすべての学校に対して,履修科目と単位数を画一化しようとすること自体,もう無理な話だと思います。
極端な話ですが,高校3年間で必要な単位数を決めて,特別活動の時間など必要最低限の制限を設けたあとは残りの単位設定すべてを学校にまかせてもよいかもしれません。


あと,これまでこの問題が発覚しなかったことについても問題です。学習指導要領の徹底を図る教育委員会も問題なんですが,それを管轄できていなかった国も問題ですね。とにかく,学習指導要領だけに留まらず,上から学校までの命令指示系統の見直しなど,すべてのことを見直さないといけないと思います。
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