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F1に対して,日々思うこと…


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 2007年の出来事,2008年レギュレーション変更点,冬季テストの状況の簡単に振り返った後,2008年の展望をチーム別にまとめたいと思う。

 2007年はマクラーレン内のアロンソとハミルトンの確執問題(モナコGPでのハミルトンの発言,ハンガリーGPのアロンソ予選妨害など),マクラーレン&ルノースパイ事件,トロロッソ・スーパーアグリのカスタマーシャシー問題など,グランプリ中身以外のところで多くの政治問題が取り上げられた。その一方で,フェラーリとマクラーレンの2チーム4人のドライバーのチャンピオンシップ争いが繰り広げられ面白い要素も多々あった。ライコネンとアロンソはシーズン序盤にタイヤで苦しんだが,中盤以降は完全にタイヤの使い方を理解し,チームメイト以上のパフォーマンスを発揮していた。
 先煮述べたタイヤは昨年からブリヂストン一社供給となり,タイヤに合わせたシャシーの開発が求められた。その点ではミシュランに特化していたルノーは最も苦しんだ。2010年までブリヂストン一社供給は続き,引き続きタイヤに合わせたシャシーの開発が求められる。

 2008年のシーズンを占う前に,2008年に向けてのレギュレーションの主な変更点を見ておく。
  • 標準ECU(エンジンコントロールユニット)の導入
    TCSが禁止され,コーナーでのトラクションコントロールをドライバーがしなければならなくなり,よりスムーズな運転が要求される。ロングラン時のタイヤの磨耗に大きく影響するため,スティント後半でオーバーテイクの可能性があるかもしれない。また,レーススタートもドライバーが自分で行う要素が増え,スタートの重要性が増す。
  • 4イベント1ギアボックス
    ギアボックスも使用量を減らし,コスト削減のためにこのレギュレーションが導入された。ギアボックス耐久性を向上させるために重量が増すため,シャシー全体の軽量化,重量バランスなど2次的な影響が発生する。
  • コックピット横のドライバープロテクター高さup
    昨年のオーストラリアGP,ブルツとクルサードのクラッシュ事故を受けてプロテクター高さがアップしている。見た目に分かる微々たる変更だが空力的な影響は大きいかもしれない。
 今年はマシンに対しては大きなレギュレーション変更がないため,昨年からの進化型マシンを採用するチームが多い。また,2008年のタイヤは2007年のタイヤをほぼ踏襲している(SSはコンパウンド変更(カナダGP対策),ドライタイヤ全般に構造強化)。

 冬季テスト前半(新車完成前)ではとにかく標準ECUを使いこなすためのテストを各チーム実施していた。スピンが相次ぎ,標準ECUを不安視する声もあったが,各チームの新車が出揃った頃には標準ECUもある程度使いこなせるようになっており,新車の開発が進んでいった。ここからは,冬季テストの内容を踏まえ,各チームの展望をみていく。

フェラーリ
 新車F2008の発表は全チーム中最も早く,距離も最も稼いでいる。新車はF2007を踏襲しており,見た目としてはフロント処理・ホイールベースの短縮が主な変更点であったが,リア周り・重量配分もしっかり見直され,とにかくTCS禁止下での走りやすさを重視した設計思想となっている。バーレーンでは日々タイムを更新し,昨年のベストタイムを早々に更新するなど開発との手を緩めることはなかった。2月末のテストで開幕用のかなりアップデートされた空力パーツを試す予定であったが,少し延期された模様。それを投入せずとも,マクラーレンと比較してロングランで大きなアドバンテージがあるのではないだろうか。ライコネンのコメントによればもっと早く走ろうと思えば速く走れるとのこと。信頼性も昨年より高く,開幕ダッシュをかける勢いがありそう。

BMWザウバー
 新車はF1.07を踏襲しているが,フェラーリやマクラーレンに対抗するためかなり攻めた開発を進めたようである。新車投入当初は非常にピーキーな性格の車で早さも伸び悩んでいたが,空力パーツを前倒しで投入するなど積極的な開発で幾分マイルドな性格になったようである。しかし,現時点ではフェラーリやマクラーレンには届いておらず,シーズン中の開発方向性が非常に大切となるだろう。ルノー,ウィリアムズ,レッドブルが追い上げてきており,第2勢力に飲み込まれているのかがフライアウェイ3戦で明らかとなる。

ルノー
 昨年に使いこなせなかったブリヂストンタイヤをいかに使える車に仕上げるかにこだわった新車R28。重量配分の見直し,ゼロキールの採用など大きな変更を加え,チャレンジングな年となる。テストの状況からしてフェラーリやマクラーレンと戦えるレベルにはなく,序盤はBMWザウバー,ウィリアムズ,レッドブルと戦うことになるだろう。タイヤも完全に使いこなせておらず,更なるダウンフォースを得るための空力改善も必要となっている。

ウィリアムズ・トヨタ
 昨年より新車デビューが前倒しされ,十分に走りこんでいる。基本は昨年の車FW29をベースに,ウィリアムズらしい開発を進めている。信頼性も高く,スムーズなドライビングしやすい車に仕上げられている。タイヤの磨耗にも比較的易しくロングランで安定した走りが期待できる。昨年課題であった予選一発の早さも改善され,2人のドライバーが十分にQ3に進出できるポテンシャルを持った車である。予選順位がよければ,BMWザウバー,ルノー,レッドブルを凌ぐ速さを持っている。タイヤに厳しいサーキットでは表彰台の可能性も十分にある。スポンサーも増え,エンジンもトヨタ使用で,プライベーターとしてここ数年で一番ゆとりがあるだろう。

レッドブル・ルノー
 新車は昨年の車RB3をベースにニューウィらしい開発が進められ,見た目に大きな変化がなくとも大きなポテンシャルを秘めたマシンが登場した。テスト中盤からエンジンカウルに面白い形状を採用したがその効果は? 昨年は信頼性に大きな問題(特にギアボックス)があり,信頼性確保が課題であったはず。比較的走りこめてはいるが,テスト結果にもばらつきがあり,BMWザウバー,ウィリアムズ,ルノーとどこまで勝負できるのか読めないチームである。

トヨタ
 新車TF108の発表は比較的早く,初めてホイールベースをロング化してコーナー安定性を図るなど,これまででのトヨタの中では大きな変更を加えたマシンである。そのせいもあってなかなかセットアップが決まらず,テスト初期ではタイムが出ないときもあったが,バーレーンテスト以降,マシンの熟成も進み,一発の速さはそれなりのポテンシャルを持っていることが分かった。しかし,トヨタの特徴でもあるロングランの安定性・タイヤの磨耗といった点では上の4チームに遅れをとっているのではないだろうか。そのあたりも改善できていれば第2勢力に仲間入りし,Q3進出&ポイント獲得を戦うことになるだろう。

トロロッソ・フェラーリ
 STR2(RB3)を改良した車でシーズンをスタート。信頼性は確保されており,RB3が昨シーズン後半で速かったため,新車が出来上がるまでのつなぎとしても十分にポテンシャルを発揮する車である。Q2への進出を基本とし,フライアウェイ3戦でポイントが1ポイントでも獲得できれば十分であろう。

ホンダ
 昨年の車RA107がコーナーでのピーキーさから非常に乗りにくくタイムも出なかった。その点を反省して作り変えた車RA108であるが,新車発表の時期も遅くテストのタイムも出ないことから早くも不安視されている。セットアップだけでなく,空力パーツも定まっておらず,ホンダの開発の方向性がまとまっていないことを象徴している。最初の目標はレースでの安定性,Q2進出であろう。

スーパーアグリ・ホンダ
 昨シーズンは前半まではプライベーターとしてとてつもない成果を出した。後半は資金不足で開発を断念したが,その影響が今も続いており,オーストラリアに車を並べられるか依然として状況が分からない。テストではECUを試した程度で,昨年同様,走りこむことなくシーズンインとなる。RA107ベースの新車だと苦しい戦いを余儀なくされるだろう。

フォースインディア・フェラーリ
 フィジケラを向かい入れ,ドライバーのポテンシャルはアップしたものの,新車は昨年のF8-VIIをあり合わせ改良した程度でシーズン序盤は明らかに苦しいだろう。チームはすでに2009年を視野に入れており,2008年用の新車開発のリソースをどこまで割くのかがポイントとなる。資金は問題なく,前身のジョーダンらしさが戻り開発が進めばQ2進出は可能となるだろう。

マクラーレン・メルセデス
 昨シーズンは車は速かったものの,政治的な問題でマイナスイメージとなったマクラーレン。新車MP4-23はMP4-22ベースに発展させた車である。どのようなコーナーでも曲がりやすいような改良が施されているが,ロングランでのタイヤの磨耗がフェラーリと比べて悪く,レースペースではフェラーリに対して後れを取っている状況である。ただし,昨年同様,一発の速さは十分に持ち合わせており,ロングランペースの改善に対してどのような対策を進めてくるのか,注目される。

 シーズン全体を通して,チャンピオン候補はやはりフェラーリ・ライコネンが有力である。マッサはやや走りが荒く,タイヤへのダメージがライコネンより大きい。スティント後半で厳しくなるタイプなので,ライコネンがピットストップで逆転するシーンが何度も見られそうな予感がする。あと期待するのはウィリアムズ,シーズン後半にかけて開発が進めば表彰台にも期待がかかる。プライベーターの力をまた見せてもらいたい。
卒業旅行ということでオーストラリアのメルボルンに行ってF1観戦してきます。
帰国の予定は19日です。
ノーパソコンを持っていくので,日記が更新できるかもしれません。

とりあえず,フェラーリ&マッサの走りが見られるのが楽しみです!
ついに今期のF1シーズンも幕を閉じました。ミハエル・シューマッハの劇的な追い上げはしびれました。ミハエル&フェラーリファンでなくとも深夜頑張って起きて見た甲斐があったのではないでしょうか。
最終戦のスーパーアグリの活躍は期待以上のものがありました。
フェラーリ&ミハエルファンにとっては少し残念な気分ではありましたが,果敢なアタックはこれから忘れられることはないでしょう。
それでは,ブラジルGP レビューです。

1. フェラーリの速さは異常とも思えるほど
 レースでは順調に順位を上げて9周目の1コーナーでフィジケラを捕らえた時にフィジケラのフロントウィングとシューマッハの左リアタイアが接触してパンクし,ほぼ1周遅れの最後尾に落ちた。これもレースということで,運はアロンソに傾いていた。
 第2スティントは燃料をたっぷりと積んだ状態にも関わらずトップグループを上回るペースで走り続け,2回目のピットストップのあと,表彰台さえ視界に入るところまで追い上げた。ここまで来るとさすがにオーバーテイクが難しくなるものだが,バリチェロ,フィジケラ,ライコネンが必死に抵抗する中でも華麗なオーバーテイクをみせてくれた。特にライコネンとのバトルはお互いを信頼したぎりぎりの攻防でこれぞF1といった感じだった。
 マッサの優勝だったにも関わらず,レース中多くの場面でミハエルが映し出され,いかにミハエル・シューマッハというドライバーが偉大であるかが証明されたレースだったと思う。
 フェラーリドライバー2人の速さはその他のドライバーより1周当たり1秒以上速いペースだった。マッサはトップ快走だったので,エンジンも抑え目,ペースも抑え目で楽だっただろう。路面温度とレースで使ったブリヂストンタイヤ,フェラーリのマシンの空力特性のマッチングが完璧だった(特にブリヂストンタイヤ)。

2. ブリヂストンタイヤの圧勝
 スーパーアグリの2人のラップタイムの安定性,フェラーリの独壇場を見れば明らかに今回持ち込んだブリヂストンタイヤがよかったといえる。したがって,ウィリアムズとトヨタの4台はあっという間に姿を消してしまったが,完走していれば4台ともポイントが獲得できていた可能性が大きい。

3. スーパーアグリは今期ベストパフォーマンス
 予選ではMF1やトロロッソに大きく後れを取っていたが,レースでは選んだタイヤがよかったのもあるだろうが,安定したラップタイムとファステストラップ10番以内,最終順位10位は素晴らしい結果だと思われる。今期スタート時はSA05でもがき苦しんでいた時代から,シャシー開発もままならない中でSA06になりようやくレースができるようになり,最終的に結果に結びつけた。これは素晴らしい努力の賜物だと思う。スーパーアグリは今年は賞賛に値すると思う。来年,毎GPでQ2進出,数戦でポイント獲得が目標になると思うが,このスピリットなら必ずや達成されるだろう。
ついに2006年の予選セッションも最後を迎えました。とにかく今年1年間はエキサイティングな予選だったので,非常に良かったと思います。関西テレビにはとにかく放送してくれといいたいところですけど。
フェラーリのテクニカルトラブルが2度連続というのは本当に珍しいことで,運が悪いでは済まされないと思いますが,まだ予選でよかったと思います。レースは71周,挽回できますからね。とにかく,フェラーリ1-2を飾ってほしいと思います。そしてトヨタ勢,ライコネンがルノーの邪魔をして,コンストラクターズタイトルだけでもフェラーリにとってほしいと思います。(まだドライバーズタイトルも応援していますよ,もちろん。レースでは何があるか分からないんで。)
今回のレビューも1回目のピットストップに焦点を合わせていますので,
http://www.formula1.com/race/result/769/24.html
を見ながらチェックしてみてください。

1. 対照的な2人とフェラーリドライバー
 フリー走行~Q2までは2人のフェラーリドライバーはともに他を圧倒する速さだった。しかし,Q3でまたしてもミハエルのマシンが燃料系のトラブルでタイムを記録できずに終わり,10番手からのスタートとなる。マッサは確実なタイムを刻み,楽々とポールを獲得する。対照的な2人となった。ミハエルが10番手からのスタートだと確かに厳しい。トゥルーリ,ライコネンがどこまでアロンソを抑えてくれるのか,このあたりがミハエルがアロンソの前でフィニッシュするポイントとなるだろう。
 燃料の重量がラップタイムに与える影響は小さく1周当たり0.07~0.08秒であり,Q3でコースがきれいになった分を0.3秒とすれば,マッサの1回目のピットストップのタイミングが見えてくる。マッサはQ2でミスをしたため,Q2のタイムはミハエルのタイムを参考にして良いと思う。また,マッサはQ3ではハイドフェルドにスリップについて走れたのでラップタイムは少し速いがセクター3でミスもしている。それらすべてを考慮すると,19~21周目に1回目のピットインと予想する。ミハエルについてはQ3を走行していないので全く分からないが,Q2までのペースを考えるとマッサより少しペースが良いので,20~22周目にピットインするのではないだろうか。

2. 堅実な2人のルノードライバー
 土曜日のフリー走行の時点でポールの獲得は厳しいということは明らかだったと思うので,ルノーらしいコンサバティブな作戦を選択してきた。アロンソはまわりより燃料は多く積んでいると思われる。フィジケラは今回少し苦戦しており,アロンソから0.3秒離されている。Q2とQ3のタイム差から計算される1回目のピットストップはアロンソが21~23周目,フィジケラが19~21周目と予想する。

3. コンストラクター5位争いの4台
 金曜から明らかに調子が良かったトヨタ勢。予選でも調子よくタイムを刻んでいる。ブリヂストンタイヤの選択が良かったようでこれまでのところ好結果が期待される。予想される1回目のピットストップは,トゥルーリが16~18周目,ラルフが19~21周目。ラルフのほうが予選でタイムが出なかったため,燃料を多く積んだと思われる。
 一方のBMW勢もそれなりのタイムアタックだったので,レースではトヨタ勢と接戦を展開することになると思われる。予想される1回目のピットストップは,ハイドフェルドが19~21周目,クビサ21~23周目。
 この4台はいずれもポイントが獲得できる位置にいるので,リタイアが5位を失うことになる。

4. 調子の良いライコネン
 鈴鹿では不運にもタイヤ選択のミスで予選は下位に沈んだが,ここではフロントローに並ぶポテンシャルを発揮した。ノルベルト・ハウグが燃料は少なくないと語っていたが,タイム的には少ないと考えられる。1回目のピットストップは15~17周目前後と思われる。優勝は厳しそうだが,表彰台は獲得できるポジションにはいる。

5. Q2で敗退した上位4台
 この4人のうち,上位3台はQ3に進出したドライバーと非常にタイムが近く,レース戦略次第ではポイントも十分に獲得できる。レースで気温が高くなるとブリヂストンタイヤが良い性能領域に入るようなので,ウィリアムズ勢は期待できる。また,バトンはトラブルが発生したためにQ2で敗退しただけでポテンシャルとしてはバリチェロと遜色ないはずなので,ポイントフィニッシュは十分に可能である。燃料積載量を自由にコントロールできる点をうまく活用してほしい。

6. タイヤの性能は?
 鈴鹿のときはBSが予選1発の速さがあり,レースでは互角となってしまったため,ルノー勢がトヨタ勢を簡単に追い抜いていった。しかし,このブラジルでは1発の速さでもロングランでもBSのほうが上回ると考えられる。

7. 1回目のピットストップの予想・まとめ
Driver\Lap 151617 181920 212223
 Massa <------- --->
 Räikkönen <---------->
 Trulli <------- --->
 Alonso <---------->
 Barrichello <------- --->
 Fisichella <------- --->
 R.Schumacher <------- --->
 Heidfeld <------- --->
 Kubica <---------->
 M.Schumacher <--- ------->
ついに今年のF1も終わりを迎えつつあります,残念です。ミハエルのレースもこれで見納めです。しかし,チャンピオンシップも佳境に入っていて見逃せません。とにかく,フェラーリ勢は1-2を決めて欲しいです。特にアロンソがポイント圏内のフィニッシュならマッサが優勝するとブラジルGP母国優勝者がセナ以来となり面白いです。

1. いよいよ今年もミハエルも最終戦
 ミハエル・シューマッハの日本GPでのエンジンブローにより,フェラーリはドライバーズチャンピオンシップもコンストラクターズチャンピオンシップも厳しい状況に立たされている。ミハエルのエンジンはブラジルGP1戦のみを戦えばよいので,20馬力upのエンジンで優勝を狙っている。またマッサは母国GPであり,フェラーリとしては1-2を飾りたいところ。
 一方のルノー陣営としては,ドライバーズチャンピオンシップで10ポイント,コンストラクターズチャンピオンシップで9ポイント上回っており,非常にコンサバティブな戦いをすることをパット・シモンズはじめいろいろな人が語っている。また,フィジケラにとってはジョーダン時代に混乱した状況の中で初優勝を飾った地でもある。アロンソのエンジンはDスペックで確実に,フィジケラのエンジンはEスペックで速さを追求している。

2. サーキットの特徴
 インテルラゴスサーキットは高低差のある中速のサーキットであり,回り込むコーナーが多いレイアウトとなっている。S1, S3は直線が多いため,エンジンパワー+レスダウンフォースのセッティングでタイムを稼ぎたいが,S2ではRの小さいコーナーが多く,トルク+旋回性の良さ+タイヤのグリップでタイムを稼ぎたい。
 過去の様子・今年の状況から,フェラーリはS1, S3で,ルノーはS2で有利と考えられる。またどちらもブラジルGPを得意としており,どちらが勝ってもおかしくない。
 サーキットが海抜からかなり高い位置にあるため,気温・天候も変わりやすい。雨も降りやすく,コース上にハイドロプレーニング現象を引き起こす「川」が出来上がってしまうこともある。

3. オーバーテイクとピットストップ
 12~13コーナーの立ち上がりで真後ろを走れていれば,短くてもホームストレートでオーバーテイクが可能となる。バックストレートでは抜くのは厳しいと思われる。また,1コーナーで事故が起こりやすいので,セーフティーカーの出動が多いサーキットでもある。  タイヤにはそれほど厳しくなく,ピットストップ時間も比較的短いため,ピットストップは1回~3回すべてが考えられる。ただし,燃料がラップタイムに与える影響は1周当たり0.07~0.08秒なので,セオリーどおりなら予選で極端に軽くするチームはほとんど出てこず,ほぼ全車2回ストップだろう。Q3の15分の走行ラップ数では12周の燃料を消費できるので,上位陣は15~20周で,下位に沈みそうなチームは20~25周積むだろう。その他のドライバーも25周前後の燃料を積むだろう。
とにかく昨日は残念でカテキョなんていう気分ではありませんでしたが,レース後2時間ちょっとしてカテキョにいってきました。教えているときは特にリタイアのことは思い出されませんでしたが,カテキョ終わった後にまた思い出してしまって落ち込んでました。
家に帰ってご飯を食べた後,ネットを見ていると「ミハエル,残念」の記事をいくつも見てまた落ち込んでました。残念でした,ほんと。
レース見ててここまで落ち込んだのは初めてでした。なので,すぐにレース分析には取り掛かれずこの時間になりました。それでは日本GP レースレビューです。

1. 痛すぎるリタイア
 土曜日まではフェラーリ&BSのためのレースになると誰もが予想していたが,レースが始まるとMIタイヤはBSタイヤより安定性において優れていた。それでも2人にトラブルがなければフェラーリ1-2フィニッシュも十分可能な位置にいた。
 まず,マッサは第1スティントで軽度のパンクに見舞われ徐々に空気圧が減少していくという症状(こういった症状はときにある)に襲われた。そのためピットストップを3周早めなければならずピットストップ後にハイドフェルドに捕まってしまいアロンソの1回目のピットストップ後にアロンソの後ろに回ることになってしまった。これでフェラーリの1-2が崩れてしまった。
 アロンソはスタートでトゥルーリを交わせたことでマッサの前に出れたので,うまくトヨタ勢を片付けられたことがアロンソの勝因だといっていいマッサがパンクしなければアロンソと同タイミングでのピットストップだったので,マッサは予選でかなりよいアタックをしたことが分かる。
 2回目のピットストップ終了後でもフェラーリ1-3体制で,フェラーリとしてはまだ満足できるはずだったが,レース中でのフェラーリエンジンが2001年アメリカGP以来となるトラブルで,ミハエルがリタイアすることになった。ここ数年のフェラーリとしてはほんとにほんとに珍しいことでびっくりした。本人も言っているようにこれもレースなのかもしれない。
 アロンソを追うマッサが追い上げを見せようとするもMIタイヤのタレの小ささにスティント後半には逆に引き離されてしまっていた。第3スティントは追い上げをあきらめてポイント獲得に照準をあわせた走りだった。
 フィジケラもMIタイヤの安定性とトヨタの早めのピットインに助けられて,2回目のピットストップが終わったときにはトヨタの2台の前に顔を出していた。ペースとしてはそれほど早くなかったがピットストップ後は常に前が開けた状態で自分のペースで走れていたのが表彰台につながった。

2. ホンダ・トヨタは結果が今の実力
 バトンはMIタイヤの安定性の恩恵で第2スティントを安定して長く走ることができ,トヨタ勢を軽く2回目のピットストップで交わすことができた。ロングスティントを効果的に利用したポジションアップで最近のホンダの戦略はうまく当たっていることが多いと思われる。それに比べてトヨタの作戦は悪くはなかったが第2スティントをもう少し長く設定しても良かったかもしれない。またラルフがタイヤトラブルのトゥルーリに抑えられているのだから見えないチームオーダーを出してBMWに対して1ポイントでもポイントを多く稼ぐべきだったのではないだろうか。そのあたり純粋に勝負させるのは良いがトラブルを抱えているときは協力しあうことも必要だと思う。ライコネンがピットストップに入るまでに1周あたり2秒も遅い状態でラルフは5周近くロスしているので十分にライコネンの前に出られていたことになる。チームとしては2ポイント上乗せできたはずなのに。今,BMWと5位争いを展開しているのにもかかわらずもったいない。

3. ライコネンはグッドパフォーマンス
 予選11番手で奇数列だったことからスタートでポジションをアップした後は1回目のピットストップまで我慢の走りが続いた。ポジションアップできたことで燃料を多く積んだ作戦が生きた。そのすぐ前を走るドライバーがピットに入り,タンクが軽く自分のペースで走れるようになってからは,スティントの後半でMIタイヤが強かったことを考えても,ライコネンの走りは素晴らしかった(ファステストラップでも4番手)。

4. スーパーアグリもグッドパフォーマンス
 琢磨はスタート時からスピードあたりとポジション争いを展開していたし,レース展開が落ち着いてからはモンテイロと戦っていた。モンテイロは速いタイムを刻むときはあったが安定性がなかった。琢磨はそれとは対照的に安定したタイムを刻んでいた。また,ピットストップのロスタイム合計時間でも,琢磨は標準的な44.263秒であるのに対して,モンテイロは49.021秒だったので,ピットストップを遅めにしたモンテイロに逆転されることなかった。ピットも素晴らしかったし,琢磨は素晴らしかった。

5. チャンピオンシップの行方
○アロンソがドライバーズチャンピオンシップを獲得する条件
 ・ミハエルが優勝したときは,アロンソ1ポイント以上獲得すればよい。
 ・ミハエルが優勝以外のときは,アロンソは自動的にチャンピオンシップ獲得。
ミハエルがドライバーズチャンピオンシップを獲得する条件
 ・ミハエルが優勝で,アロンソがノーポイント(9位以下orリタイア)
ルノーがコンストラクターズチャンピオンシップを獲得する条件
 ・ルノーは10ポイント獲得すれば,フェラーリ成績には依らない。
  (獲得ポイントがフェラーリより9点少ないときはポイントの取り方による)
○フェラーリがコンストラクターズチャンピオンシップを獲得する条件
 ・ルノーより10ポイント多く獲得すれば,ルノーの成績に依らない。
  (獲得ポイントがルノーより9点多いときはポイントの取り方による)

 ミハエルがタイトルを獲得するのはちょっと難しいかもしれないが,フェラーリがチャンピオンシップを獲得するチャンスは十分ありそうです。でもここ5戦でルノーもフェラーリも完走率70%なので何があるか分からない。そう信じてブラジルGPを見たいと思います。
エンジンブローでリタイアしたあと,サーキットに詰め掛けた観客に手を振っている姿が国際映像でとらえたとき,見ているほうも泣きそうになりました。

こんな大事なときにエンジンが壊れるなんて!!!

2戦目のエンジンだったから不安はあったんだろうけど。なぜなら前戦,中国GPでマッサはエンジン交換しているので。異なる仕様のエンジンとはいえ,ほんとこんなときにトラブルとは・・・

ミハエルが走っているときはサーキットに活気があるのがテレビからでも分かったけど,リタイア確定後,サーキットもフェラーリのピットもお通夜状態に入ったのが分かりました。それほど日本でフェラーリミハエルか愛されているということですね。

チャンピオンシップアロンソルノーが断然有利となり,ためいきばかりです。片山右京がいってた「くそ~」って感じです,ほんと。

ここは気持ちを切り替えて,ブラジルではミハエルに勝ってもらうしかないですね。とはいっても気持ち切り替えられないですけど,なかなか。はぁ~~
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